気候変動を駆動する海氷：長期の南極 vs. 短期の北極

2025 年度 審査結果の所見

• 研究課題/領域番号: 25H00002
• 研究種目: 特別推進研究
• 配分区分: 補助金
• 審査区分: 理工系
• 研究機関: 北海道大学
• 研究代表者: 大島 慶一郎 北海道大学, 低温科学研究所, 特任教授 (30185251)
• 研究分担者: 田村 岳史 国立極地研究所, 国際極域・地球環境研究推進センター, 教授 (40451413) ; 伊東 素代 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(北極環境変動総合研究センター), 副主任研究員 (60373453) ; 二橋 創平 苫小牧工業高等専門学校, 創造工学科, 教授 (50396321) ; 柏瀬 陽彦 苫小牧工業高等専門学校, 創造工学科, 准教授 (80866319) ; 佐藤 和敏 国立極地研究所, 国際極域・地球環境研究推進センター, 助教 (60771946) ; 小平 翼 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (60795459) ; 深井 悠里 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(北極環境変動総合研究センター), ポストドクトラル研究員 (40984331) ; 黒田 寛 北海道大学, 低温科学研究所, 准教授 (30531107) ; 小野 純 国立極地研究所, 国際極域・地球環境研究推進センター, 特任准教授 (20451411) ; 木村 仁 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(北極環境変動総合研究センター), 研究員 (20813918)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2030-03-31

学術的意義、期待される成果

本研究は、中深層水形成を介して、海氷生産量の変動がもたらす長期及び短期の気候変動への影響の解明を目指しており、応募者らが独自に開発した海氷生産量を推定する解析アルゴリズムの過去50年のデータセットへの応用や、2026年就航予定の北極研究船「みらいII」を用いた海氷観測システムの開発など、日本の強みを活かした、独自性の高い時宜を得た研究計画である。昨今の「気候変動の理解」への社会的要請も大きく、環境科学に対する貢献も期待できる。