研究課題
基盤研究(S)
本研究は、キラル誘起スピン選択性(CISS)に関して、熱的に励起されるキラル分子内の自発的スピン偏極がCISSと関係しているとする視点から検証を行う内容で、独自性が高い。理論と実験で検証しつつ、CISSの増強に取り組む計画は、より広い学術の進展につながり、波及効果が期待される。生体分子の機能性なども分子の自発的スピン偏極という見方で統一的に理解することを目指す内容で、物理学だけでなく生物学など学術分野を横断した展開が期待できる。