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2018 年度 研究成果報告書

RNAエピジェネティックスと高次生命現象

研究課題

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研究課題/領域番号 26220205
研究種目

基盤研究(S)

配分区分補助金
研究分野 生物分子化学
研究機関東京大学

研究代表者

鈴木 勉  東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (20292782)

研究期間 (年度) 2014-05-30 – 2019-03-31
キーワードRNA修飾 / tRNA / リボソーム / タンパク質合成 / マススペクトロメトリー / エピトランスクリプトミクス
研究成果の概要

本研究はRNA修飾が関与する生命現象を明らかとすることを目的とした。主な成果として、mRNAにおけるキャップ依存的な新規m6Aメチル化酵素の発見、酢酸イオンを基質とするRNAアセチル化酵素の発見、炭酸ガスに敏感なtRNA修飾とワールブルク効果との関係、メタボライト濃度に応じて変動するtRNA修飾、tRNA前駆体におけるキャップ修飾の発見、リボソームのアッセンブリーを司るrRNAメチル化修飾、5ホルミルシチジン修飾の生合成などが挙げられる。これらの知見はRNA修飾が担う機能的かつ生理的な役割の理解に大きく貢献するものである。

自由記述の分野

分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究において、私たちは、RNA修飾が関与する生命現象の理解とその分子機構を探求している。特に、RNA修飾が欠損することがヒトの疾患の原因となることを世界で初めて示し、RNA修飾病(RNA modopathy)という疾患の新しいカテゴリーを提唱した。ヒトのミトコンドリアtRNA修飾の生合成機構を研究する過程で、tRNA修飾の欠損がミトコンドリア病の原因であることを突き止め、具体的な治療法や創薬のための基盤的知見を提供している。

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公開日: 2020-03-30  

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