研究課題/領域番号 |
26220601
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
ナノ構造物理
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中村 泰信 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (90524083)
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研究協力者 |
石川 豊史
野口 篤史
グロウプ アーノ
ラシャンス-キリオン ダニー
猪股 邦宏
リン ツィーロン
山本 剛
日高 睦夫
オリバー ウィリアム
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研究期間 (年度) |
2014-05-30 – 2019-03-31
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キーワード | 量子ハイブリッド系 / 超伝導量子ビット / 量子情報 / 量子計測 / ナノメカニクス / マグノニクス |
研究成果の概要 |
対称性の破れに伴って生じる固体中の巨視的集団励起モードの自由度を単一量子レベルでコヒーレントに制御する手法を開拓した。超伝導回路上の量子状態制御技術をツールとして、他の量子系の量子状態制御を実現する量子ハイブリッド系を構築した。超伝導回路上のマイクロ波伝搬モードの量子状態はもとより、強磁性体中の集団スピン励起であるマグノンモードや、ナノメカニカル素子内の集団原子運動であるフォノンモードなどの量子状態を操作し、スクイーズド状態・粒子数(Fock)状態・量子もつれ状態など非古典的状態を自在に生成し観測する手法を開発した。
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自由記述の分野 |
量子情報科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
固体素子中の様々な自由度を量子力学的に制御・観測する手法を開発することにより、固体中の集団励起モードの素励起を直接調べることを可能にするとともに、量子技術の適用領域を拡大し量子情報や量子計測応用への可能性を切り拓いた。
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