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2018 年度 研究成果報告書

ダイヤモンド表面キャリアによる電子スピン制御とその生体分子核スピン観測への応用

研究課題

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研究課題/領域番号 26220903
研究種目

基盤研究(S)

配分区分補助金
研究分野 電子・電気材料工学
研究機関早稲田大学

研究代表者

川原田 洋  早稲田大学, 理工学術院, 教授 (90161380)

研究分担者 磯谷 順一  筑波大学, 図書館情報メディア系, 名誉教授 (60011756)
寺地 徳之  国立研究開発法人物質・材料研究機構, 機能性材料研究拠点, 主席研究員 (50332747)
小野田 忍  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 先端機能材料研究部, 主幹研究員(定常) (30414569)
蔭浦 泰資  早稲田大学, 理工学術院, 助手 (20801202)
稲葉 優文  早稲田大学, 理工学術院, 助手 (20732407)
研究期間 (年度) 2014-05-30 – 2019-03-31
キーワードダイヤモンド / イオン注入 / スピン共鳴 / 生体分子 / NMR / NVセンター / MOSFET
研究成果の概要

ダイヤモンド中の窒素と空孔なる中心(NV)が負に帯電した状態(NV-)を表面近傍でも安定となる表面処理技術や表面デバイス技術を構築した。特にラビ振動コントラストを利用したNV-の安定性評価法と窒素終端表面でのNV-の安定化方法を開発した。窒素終端表面のNH2基により生体分子を直接共有結合固定した際の浅いNV-の安定化を見出した。デッカップリング法(XY-8法)によるコヒーレンス時間T2のさらなる上昇により、にてダイヤモンド表面の1Hおよび31Pの局所的な核磁気共鳴(NMR)観測を可能とした。

自由記述の分野

電気電子工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、10-20塩基(3-8nm)の短いDNAやRNAの挙動が注目され、メッセンジャーRNAとの結合によるRNA干渉を利用した医薬品やDNA/RNAによるアプタマセンサ等に利用されている。これらの短いDNAやRNAの2次構造変化、つまりコンフォメーション変化、例えばタンパク質とカップルする際の構造の動的変化は、分子生物学の重要テーマである。通常のNMRは集団的な生体分子の挙動で、個々分子の2次構造変化の測定手段はない。本研究の局所的なNMR観測の分解能がさらに向上すれば、分子生物学における貢献は大きい。

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公開日: 2020-03-30  

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