• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 実績報告書

生体の光学的な窓を利用した新規in vivoイメージング技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 26221004
研究機関筑波大学

研究代表者

高橋 智  筑波大学, 医学医療系, 教授 (50271896)

研究分担者 水野 聖哉  筑波大学, 医学医療系, 助教 (10633141)
一條 裕之  富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 教授 (40272190)
依馬 正次  滋賀医科大学, 動物生命科学研究センター, 教授 (60359578)
三輪 佳宏  筑波大学, 医学医療系, 講師 (70263845)
杉山 文博  筑波大学, 医学医療系, 教授 (90226481)
研究期間 (年度) 2014-05-30 – 2019-03-31
キーワードin vivoイメージング / 近赤外 / 遺伝子改変マウス / 工学的窓
研究実績の概要

組織の線維化をモニターできるマウスの開発
組織の傷害は循環障害、炎症など様々原因によって誘導されるが、最終的には線維化を引き起こし、線維化の程度が組織の機能障害と密接な関係にあることが知られている。組織の線維化の程度を解析することにより、組織の機能障害が明らかにできるため、通常は組織標本を作製して線維化の程度を解析しているが、線維化をin vivoでモニターできる方法が開発できれば、組織障害や機能障害の経時的なモニタリングや、薬剤による治療効果の判定に大変有用であることが予想される。そこで、組織障害時に産生が亢進する5型コラーゲンの転写および線維そのものをin vivoでモニターできるマウスを開発する。具体的には5型コラーゲン遺伝子にGFP、iRFPもしくはHalo-Tag遺伝子を挿入し、5型コラーゲンの転写および線維そのものをiRFPでモニターできるマウスを開発した。また、デグラトンiRFPを導入することにより、特定の時期のみのiRFPを観察できるマウスを開発することを目的とした。その結果、5型コラーゲン遺伝子にGFPを挿入した遺伝子を有する細胞およびマウスを作製することができた。細胞では、特定の培養条件で、5型コラーゲン線維が細胞内で合成され、分泌される状況をリアルタイムで観察することができた。また、これらの細胞をマウスの皮下に移植したところ、膠原線維が形成された。 CRISPR/Casを用いたゲノム編集により、5型コラーゲン遺伝子にGFPまたはHalo-Tagを挿入したマウスを作製した。デグラトンiRFPで5型コラーゲンがモニターできるかを培養細胞で検討したところ、デグラトンiRFPは観察感王であるものの輝度が低下することが明らかとなった。

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2018 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 2件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 備考 (1件)

  • [国際共同研究] University of Bonn(ドイツ)

    • 国名
      ドイツ
    • 外国機関名
      University of Bonn
  • [雑誌論文] A Novel iRFP-Incorporated in vivo Murine Atherosclerosis Imaging System2018

    • 著者名/発表者名
      Kulathunga Kaushalya、Hamada Michito、Hiraishi Yukiko、Otake Mao、Tran Mai Thi Nhu、Cheng Olivia、Tanaka Junko、Sakasai Tomoki、Sakaguchi Shota、Sugiyama Yuka、Fleischmann Bernd K.、Takahashi Satoru、Miwa Yoshihiro
    • 雑誌名

      Scientific Reports

      巻: 8 ページ: 14515

    • DOI

      10.1038/s41598-018-32456-5

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [雑誌論文] Visualization of endothelial cell cycle dynamics in mouse using the Flt-1/eGFP-anillin system2018

    • 著者名/発表者名
      Herz Katia、Becker Alexandra、Shi Chenyue、Ema Masatsugo、Takahashi Satoru、Potente Michael、Hesse Michael、Fleischmann Bernd K.、Wenzel Daniela
    • 雑誌名

      Angiogenesis

      巻: 21 ページ: 349~361

    • DOI

      10.1007/s10456-018-9601-1

    • 査読あり / 国際共著
  • [雑誌論文] Optical clearing of the pancreas for visualization of mature β-cells and vessels in mice2018

    • 著者名/発表者名
      Nishimura Wataru、Sakaue-Sawano Asako、Takahashi Satoru、Miyawaki Atsushi、Yasuda Kazuki、Noda Yasuko
    • 雑誌名

      Islets

      巻: 10 ページ: e1451282

    • DOI

      10.1080/19382014.2018.1451282

  • [備考] 解剖学・発生学研究室

    • URL

      http://www.md.tsukuba.ac.jp/basic-med/anatomy/embryology/index.html

URL: 

公開日: 2019-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi