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2018 年度 研究成果報告書

独自の培養系を用いた腸管上皮幹細胞における生体恒常性維持機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 26221307
研究種目

基盤研究(S)

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

渡辺 守  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (10175127)

研究分担者 土屋 輝一郎  東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 准教授 (40376786)
中村 哲也  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 寄附講座教授 (70265809)
研究期間 (年度) 2014-05-30 – 2019-03-31
キーワード腸内環境 / 共培養 / 幹細胞機能評価 / 疑似モデル構築 / 全身制御
研究成果の概要

腸の粘膜はおよそ1週間で全ての細胞が入れ替わるほど普段から活性化しています。細胞を供給する源として幹細胞が存在し、正常に分化することで粘膜を保っています。その制御が崩れると潰瘍となり、出血や感染を引き起こします。特に最近日本で患者さんが増えている炎症性腸疾患は腸に慢性で治りにくい潰瘍を作る病気ですが、潰瘍になる原因や潰瘍を直接治療する方法は見つかっていません。今回の研究では、我々が独自にヒトの腸の細胞を体外で培養することに成功し、様々な検討をした結果、炎症によって幹細胞が機能低下する原因や、粘膜が再生して幹細胞の機能が回復する仕組みを見つけました。

自由記述の分野

消化器病学

研究成果の学術的意義や社会的意義

腸の細胞を体外で安定し培養することは、様々な環境を再現したモデルを簡単に作成することができます。今回は慢性炎症や再生粘膜を試験管内で再現させることで、幹細胞の機能を解析し、病気の原因や再生の仕組みを明らかにしています。これらの成果は今後炎症性腸疾患に対する新しい治療薬の開発に結びつくことが期待されます。

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公開日: 2020-03-30  

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