昨年度までに行ってきた試作と試用の結果をベースにして,構造化マニュアル設計・開発支援環境を実装した.特に行為分解木の作成パターンを活用した分解木作成とマニュアル構造化のための複数ゴール記述,並びに部分木再配置機能に重点を置いて行った.構築過程における試行錯誤に応じて,多くの変更がなされるが,それから派生する更新支援は,ゴールの修正や追加,あるいは方式is-a木を利用した方式の変更で対処した.更にオントロジー構築ツール法造の機能向上も行った.
OntoManualの実装,その実践的評価を行った.看護師ガイドラインについては現在進めている大阪大学保健学科での講義と実習内容をカバーするOntoManualの最終版を開発した.実証的評価は,同医学部保健学科での看護士を目指す学生を対象にした授業と実習において行った.評価は最終作品を一度評価するだけではなく,随時試用していただき,その都度意見をFeedbackした結果,満足のいく完成度を達成できた.
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