巨大地震の長周期地震動による超高層住宅の生活継続プランの構築に関する系統的研究

2017 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 26242034
• 研究種目: 基盤研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 自然災害科学・防災学
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 川瀬 博 京都大学, 防災研究所, 教授 (30311856)
• 研究分担者: 佐藤 智美 清水建設株式会社技術研究所, その他部局等, 上席研究員 (00393562) ; 山口 謙太郎 九州大学, 人間環境学研究院, 准教授 (10274490) ; 中村 友紀子 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (20313504) ; 関口 春子 京都大学, 防災研究所, 准教授 (20357320) ; 松島 信一 京都大学, 防災研究所, 教授 (30393565) ; 久田 嘉章 工学院大学, 建築学部(公私立大学の部局等), 教授 (70218709) ; 浅野 公之 京都大学, 防災研究所, 准教授 (80452324) ; 村上 正浩 工学院大学, 建築学部(公私立大学の部局等), 教授 (90348863)
• 研究協力者: 長嶋 史明 ; 森 勇太 ; 仲野 健一 ; 伊藤 恵理 ; 宝 音図
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2018-03-31
• キーワード: 長周期地震動 / 超高層建物 / 生活継続計画 / 家具転倒 / 避難 / 滞留者予測

研究成果の概要

①東北地方太平洋沖地震のデータから、震源過程、伝播経路特性、サイト特性をモデル化し、広周期帯域地震動の高精度予測を行った。次に、３次元立体フレームモデルにより長周期建築物の非線形応答を求め、その相対層間変形角から機能維持被害ポテンシャルを求めた。また長周期振動台を用いた超高層建物内の室内家具の転倒実験に基づき、高層階での床応答と室内被害の関係を求めた。
②機能維持被害ポテンシャルを低減するための耐震補強用制震ダンパーを振動台実験および実大鉄骨架構を用いた実証観測により実用化した。さらに予測された機能維持被害の影響を最小限に留める生活継続計画と避難計画の立案および滞留者予測に関する研究を実施した。

自由記述の分野

都市災害管理学