研究課題
基盤研究(A)
迷走神経刺激療法 (Vagus nerve stimulation; VNS) は,難治性てんかん発作に対する緩和的治療の一つで,体内に電気刺激装置を埋植し,左迷走神経を間歇的かつ慢性的に刺激する.VNSによる臨床的てんかん発作抑制効果が広く認められる一方で,その作用機序は未だ解明されていない.本研究では,動物実験と臨床研究により,VNSが大脳皮質の神経活動に与える影響を調べ,てんかん病態,知覚・認知,記憶・学習など脳の諸機能において,VNSの影響を考察した.
神経工学