研究成果の概要 |
本研究では、新規な2価イオン伝導性固体の創製を目的とし、伝導2価イオン種としてイオン半径および電気陰性度ともに小さなMg2+、Ca2+、およびZn2+イオンを選択した。、また、高いイオン伝導性を実現するために結晶構造には三次元網目構造のナシコン型構造を選択し、一連の(Hf1-xMx)4/(4-x)Nb(PO4)3(M = Mg, Ca, Zn)に関して、そのイオン伝導性を評価した結果、いずれの試料においても以前に報告されている2価イオン伝導体と比較して高いイオン伝導性を示すことが明らかとなった。さらに、合成した試料中のM2+イオン伝導を電気分解法により直接実証することにも成功した。
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