「我が国は,存亡の危機に瀕している.そればかりか,人類の文明の未来が脅かされている」.米国ゴア元副大統領は,危機に直面している地球の現状についてこう演説し,クリーンエネルギー源の開発が重要であると主張した.本研究では,可視光照射による光電変換特性の向上を目的として,強誘電体太陽電池デバイスを開発した.従来のバルク光起電力効果とは起源が異なる「ドメイン壁光起電力効果」を発見し,400-8000倍もの大きな光出力を示すことを明らかにした.また,可視光起電力効果を数百倍にまで増強可能な新しい材料設計「Gap-State Engineering」を提唱した.
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