研究課題
2光子顕微鏡を用いて、海馬のスライス培養でシナプス前軸索部とシナプス後部樹状突起スパインをまばらに2色標識して同時励起観察した所、これらが近接関係にある場合には、明らかな重なりがある場合と、接触しているだけの2郡に分かれることがわかった。シナプス前終末にSNARE蛋白間のFRETプローブを導入するとシナプス前終末にFRETの特に高い部分が確認され、VAMP2の局在ともほぼ一致するのでアクティブゾーン(AZ)と考えられた。シナプス前部後部が重なる場合には。AZはスパインと重なって観察され、スパインの大きさとAZいおけるFRETの強度が相関し、AZとPSDの大きさの対応を反映していると考えられた。これらのことから、2光子励起法ではその多重染色性から2つの蛍光の位置ずれが皆無なので、シナプス前部後部の2重染色により、シナプス結合が同定される可能性が濃厚となった。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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