研究課題
動物細胞発現系を用いて、Rif1全長 あるいはRif1のC端・N端由来のポリペプチドを発現し、可溶化画分に回収できることを確認した。また、さらにaffinity カラムを用いて精製した。これらのタンパク質を電子顕微鏡で観察した。まだ不純物が多いので、厳密な結果は得られなかったが、巨大な複合体が観察された。
2: おおむね順調に進展している
大腸菌での精製が困難であったRif1タンパク質を動物細胞で発現し可溶性画分に回収し、精製することができた。G4DNA結合に必要なドメインなどのマッピングも行った。また、精製した標品を用いて、Rif1分子の電子顕微鏡観察を行った。
さらに精製を行い不純物を除去し、濃度の高い標品を得て、電子顕微鏡で観察し、単粒子解析により形態を推定する。またDNAとの複合体を電子顕微鏡で観察しクロマチンループ構造の形成を実際に可視化できるか検討する。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 3件、 査読あり 5件、 謝辞記載あり 5件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 3件)
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