分裂酵母Rif1はその結合部位(Rif1BS)に保存されるグアニンの連続配列(Rfif1CS)に依存してクロマチンに結合し、その近傍100kbに渡り複製開始を抑制する。・Rif1BSはRif1CSに依存してグアニン4重鎖(G4)を形成する。・精製Rif1は多量体を形成しG4に特異的に結合する。・Rif1はC端に依存して核膜に局在する。・B細胞の免疫グロブリンのクラススイッチ及びT 細胞受容体再編成に要求される。・ES細胞では2細胞期特異的遺伝子群の転写を抑制する。これらから、Rif1はG4結合を介して核膜近傍に、複製、転写、修復などを制御するクロマチンドメインを形成する可能性を提唱した。
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