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2016 年度 研究成果報告書

日本人の寒冷適応能を構成する遺伝的要因と生理的要因の検証

研究課題

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研究課題/領域番号 26251050
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 応用人類学
研究機関九州大学

研究代表者

綿貫 茂喜  九州大学, 芸術工学研究院, 教授 (00158677)

研究分担者 太田 博樹  北里大学, 医学部, 准教授 (40401228)
中山 一大  自治医科大学, 医学部, 講師 (90433581)
西村 貴孝  長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (80713148)
星 良和  東海大学, 農学部, 教授 (70332088)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード生理的多型 / 遺伝的多型 / 体温調節 / 寒冷適応
研究成果の概要

本課題は現代日本人の寒冷適応能について、特に産熱機能の生理的多型と遺伝的要因の関連を明らかにすることを目的とし、ヒトの寒冷曝露時の産熱反応と産熱に関与する脱共役タンパク質1(UCP1)遺伝子多型との関連を検証した。その結果、UCP1遺伝子の一塩基多型であるrs1800592と産熱反応に有意な関連があり、加えて最も産熱すると考えられるハプロタイプは高緯度地域、低気温地域で多かった。以上から、日本人の寒冷適応に関連する生理的多型の一部が遺伝的要因に影響を受けることを示した。さらに、生理データ、遺伝学的解析、地理情報を組み合わせた本課題は、人類の適応史を明らかにする新しいアプローチを提示した。

自由記述の分野

人類学

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公開日: 2018-03-22  

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