研究課題
① 免疫沈降・酵母two hybrid・BiFC法によるAmBP30複合体タンパク質群の特定平成26年度からの継続研究として、これまでにAmBP30複合体構成タンパク質候補群として, RNA修飾関連タンパク質を13個明らかにし, 局在解析により7個はミトコンドリアに局在することを明らかにした。さらに、それらのうち3個は酵母two hybrid法・免沈法の双方でAmBP30と直接相互反応することを明らかにして、2個は酵母two hybrid法でAmBP30と相互反応することを明らかにした。また、1個についてはRNA切断への関与が示唆された。② ACR毒素・ACT毒素生合成遺伝子クラスターの詳細解析と他毒素クラスターとの比較解析ACR毒素生合成遺伝子群解析に関しては、ACRTS3遺伝子の解析が完了し、これまでに解析が完了したACRTS1, ACRTS2遺伝子とともにACR毒素非生産型のA. alternataに挿入・発現させ、毒素を生産するか否かの検証により、これら3つの遺伝子で生合成遺伝子はすべてであるか、さらに生合成遺伝子が存在するかを明らかにしつつある。ACT毒素生合成遺伝子群解析に関しては、ACTTS1とACTTS4遺伝子の解析が完了したので、ACTT1とACTTRの解析を進め、ACTT1抗体による免沈実験で生合成酵素複合体の全貌を明らかにしつつある。
2: おおむね順調に進展している
本年度予定した実験はすべて完了し、一部は登校審査中であり、成果が学会等で精力的に発表している。
現時点で大きな技術的問題点は無いため、当初予定通りに次年度も研究を推進する。
すべて 2016
すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 2件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (6件)
Physiological and Molecular Plant Pathology
巻: 95 ページ: 93-96
10.1016/j.pmpp.2016.01.005
巻: 95 ページ: 27-31
10.1016/j.pmpp.2016.02.009