福山型筋ジストロフィー治療剤としてアンチセンス核酸の配列の最適化を実施し、ミックスカクテルでなく1本の核酸によって高活性を示す候補配列を見出した。LARGEのもつ糖鎖増強活性が得られるにはfukutinの存在が必要なことを示した。DGの糖鎖の中にリビトールリン酸が2つ連なった形で存在し、ISPDがCDP-リビトール合成酵素、フクチン、FKRPが、リビトールリン酸転移酵素であることを発見した。胎生期のモデルマウスの解析で、脳形成過程で放射状グリアに発現しているジストログリカン糖鎖の有無が、その後の脳病変の重篤度に寄与することを示した。
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