研究課題
1.ITネットワーク化を利用した網羅的疾患の追跡方法の開発:医療情報ネットワーク上での公開情報の項目を増やし、利用拡大に努めた。また、ネットワークを利用して、当該病院を受診しているコホート研究データを有する患者情報を収集することにより、網羅的に疾患情報を収集するための方策の検討を進めた。2.脳血管障害を対象とした次世代のゲノム情報解析技術の実地応用:平成27年度に得られた候補遺伝子について、ゲノム網羅的エクソームシークエンス解析から。新たに遺伝子機能をもたらす変異が得られ、サンガーシークエンスによる解析によって検証された。一連の遺伝子解析の結果、心房細動に起因する関連遺伝子と、心房細動に起因しない梗塞型病変特有の病因遺伝子が見出されたことになり、先制的診断として有用であるものと考えられる。3.2万人規模のコホートへの拡大:山形県コホート研究のベースライン調査の集計作業を進め、現在10件を超える研究テーマについて、脳卒中を含めて生活習慣と疾患との関連解析が開始されはじめている。追跡調査として、人口動態統計、住民票照会による生存確認、がん、脳卒中、心筋梗塞登録情報との照合作業を行っている。さらに、平成27年度の5年後二次調査の対象者4,291名に対して郵送調査を行い、3,329名の情報収集を終えた(回収率77.6%)。3月上旬には平成28年度の二次調査の対象者4,240名に郵送を行い返送されたデータについても情報収集を進めており,2万人規模のコホート追跡調査を行う基盤としてのシステムが機能するに至った。
28年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2016
すべて 雑誌論文 (11件) (うち査読あり 11件、 オープンアクセス 7件)
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