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2015 年度 実績報告書

高年初産婦に特化した子育て支援ガイドラインの評価研究

研究課題

研究課題/領域番号 26253097
研究機関千葉大学

研究代表者

森 恵美  千葉大学, 看護学研究科, 教授 (10230062)

研究分担者 坂上 明子  千葉大学, 看護学研究科, 准教授 (80266626)
青木 恭子  千葉大学, 看護学研究科, 助教 (60714110)
小澤 治美  千葉大学, 看護学研究科, 助教 (40334180)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード看護学 / 高年初産婦 / 子育て支援 / 産後1か月 / 産後疲労 / 産後うつ症状 / 母親役割 / 看護
研究実績の概要

平成27年度中に4施設の対照群(標準看護を受ける高年初産婦)180名に対して合計5回(妊娠後期、産後24時間以内、退院前、産後1か月、産後2か月)の質問紙を配布することができた。平成28年3月末で、対照群の産後2か月までの全てのデータ収集ができたのは154名であった。ABCの3施設では看護介入群(介入群:標準看護に加えて開発したガイドラインに基づく看護を受ける高年初産婦)の募集を平成27年10月から開始して平成28年3月末までで介入群の登録者数は合計110名であり、産後2か月までの全てのデータ収集ができた介入群は61名であった。そこで、介入群の募集を平成28年4月以降も依頼し、対照群と同数くらいの研究対象者を確保する予定である。平成28年3月にD施設に出向いて看護研修会を午前と午後の計2回を実施し、看護師長をはじめ看護スタッフ13名の参加を得た。その結果、平成28年4月から介入群を募集し、本ガイドラインに則った看護介入がD施設でも適用できるように準備をすることができ、介入群についても目標人数達成の目途が立った。
平成27年3月に行った看護研修会について、「高年初産婦に特化した子育て支援ガイドライン」の現場適用に向けた看護研修会という題で看護学研究科紀要に実践報告として投稿し、査読を経て平成28年3月に掲載された。また、平成28年3月15日には、本ガイドラインに則った看護介入の媒体である、「健やかで楽しい子育て生活へのガイドブック」の開発について、19thEAFONS(East Asian Forum of Nursing Scholars)で発表した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

平成26年11月まで、ABCの3施設全体で対照群については1か月に15-16名の率での研究参加登録であった。そのため、対照群の対象者募集を平成27年7月まで延長し、他にも研究協力施設をさらに探していたところ、平成27年5月にD施設から内諾を得た。追加の研究協力施設であるD施設の倫理審査委員会に6月に迅速審査を依頼したが、D施設側の都合で8月の倫理審査委員会の申請となったため、D施設のみ対照群の研究対象者の募集は平成27年10月~平成28年3月上旬となった。4施設の対照群研究対象者180名に対して合計5回(妊娠後期、産後24時間以内、退院前、産後1か月、産後2か月)にわたり質問紙を配付した。平成28年3月末で対照群において産後2か月までの全てのデータ収集ができたのは154名となり、統計解析に必要なデータ数を得ることができた。
ABCの3施設では介入群の募集を平成27年10月から開始して平成28年3月末までで介入群の研究参加登録者数は合計110名であり、産後2か月までの全てのデータ収集ができた介入群は61名であった。そこで、介入群の対象者募集を平成28年4月以降も依頼し、介入群についても対照群と同数くらいの研究対象者を確保する予定である。平成28年3月にD施設に出向いて看護研修会を午前と午後の計2回を実施し、看護師長はじめを看護スタッフ13名の参加を得た。その結果、平成28年4月からの介入群募集に向けて、本ガイドラインに則った看護実践がD施設で適用できるように準備をすることができ、4月から介入群募集を順調に開始した。平成28年9月中旬には介入群の全ての対象者の産後1か月までの看護介入は終わり、順次データ入力も開始できると考え、おおむね順調である。

今後の研究の推進方策

平成28年度は、ABCの3施設での介入群の対象者募集を平成28年4月以降も引き続き行うとともに、D施設においても平成28年4月から7月まで介入群対象者を募集する。介入群においても対照群と同数くらいの研究対象者を確保するとともに、産後2か月までの質問紙調査を進め、対照群と同じくらいの回収率の維持に努める計画である。平成28年10月から収集できた時期のデータから入力を進め、計画的に統計解析を行い、結果をまとめる予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2016 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 「高年初産婦に特化した子育て支援ガイドライン」の現場適用に向けた看護研修会2016

    • 著者名/発表者名
      青木恭子、森恵美、坂上明子、岩田裕子、前原邦江、土屋雅子、岡村実佳
    • 雑誌名

      千葉大学大学院看護学研究科紀要

      巻: 38 ページ: 57-61

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [学会発表] Developing nursing interventions to prevent postpartum depression in older Japanese primiparas.2016

    • 著者名/発表者名
      Iwata H, Mori E, Sakajo A, Aoki K, Maehara K, Tamakoshi K.
    • 学会等名
      The 19th East Asian Forum of Nursing Scholars 2016
    • 発表場所
      Chiba,Japan
    • 年月日
      2016-03-15
    • 国際学会
  • [備考] 子育て支援ガイドライン開発研究プロジェクト

    • URL

      http://www.n.chiba-u.jp/mamatasu/index.html

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公開日: 2017-01-06  

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