研究課題/領域番号 |
26257509
|
研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
古川 博雄 愛知学院大学, 心身科学部, 教授 (70291763)
|
研究分担者 |
夏目 長門 愛知学院大学, 歯学部, 教授 (90183532)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
|
キーワード | 先天異常 / エチオピア / 口唇裂 / 口蓋裂 / 小児人権 / ハノイ宣言 |
研究実績の概要 |
1.平成30年1月28日~2月7日まで、西原一秀、岐部俊郎、高橋直樹、新崎章がブタジラにて現地調査及びヒアリングを行った。また、ボンガとジーマにおいてアンケート調査を行った。 2.研究成果の一部を第57回日本先天異常学会学術集会および 11th World Cleft Lip/Palate and Craniofacial Congressにおいて発表した。 3.研究成果の一部を12th ICPF Congressにおいて発表の申請をした。 4.研究成果を基に研究成果公開促進費「Understing for care of cleft lip and palate in Ethiopia」(研究代表者:夏目長門)を得て、エチオピア語にて刊行を行った。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究目標であるエチオピアの医療に適した先天異常治療プロトコール作成と調査実施は、現地アワサ大学Dr.Zenebe Wolde Jijoらとも綿密、緊密な連絡を取り協力を得られて、調査は順調に遂行できている。また、技術移転の効果の評価のための調査も順調に進んでいる。 研究成果を基にエチオピアの先天異常、特に口唇口蓋裂についての正しい知識を提供すべく研究成果公開促進費「Underrsting for care of cleft lip and palate in Ethiopia」(研究代表者:夏目長門)を得て、エチオピア語にて出版をした。 しかし、同国でデモ等国内政情が不安定で、これがリスク要因となっている。
|
今後の研究の推進方策 |
1.エチオピアにおける先天異常児の出生数、先天異常治療の実態調査、平均寿命、口唇口蓋裂治療など疾患別の治療に携わる施設数、専門家人数、歯科医療教育の実態調査などの実態調査をアワサ大学で行う。 2.昨年度に収集したデータを入力、分析する。また、5年間のデータの分析を行う。 3.エチオピアのアジスアベバ、ブタジラにて現地調査を行う。(2019年2月予定) 4.エチオピアの「まびき」撲滅のためのセンター設立のための外務省日本NGO連携無償資金協力を行う。 5.日本先天異常学会および12th ICPF Congress(ドイツ・ライプチヒ)において成果発表を行う。
|