太陽光などの不安定な自然エネルギーのみをエネルギー源として極低消費電力動作するマイクロプロセッサシステムを開発した。このマイクロプロセッサには0.3V程度の極低電圧で安定動作するための工夫を組み込んだ。上述のマイクロプロセッサチップを試作し、μW級の極低電力動作を実証した。さらに、電源電圧としきい値電圧を同時調節することにより性能あたりの消費エネルギーを最小化する電圧制御技術を世界に先駆けて考案した。考案したエネルギー最小化技術を実プロセッサチップに適用し有効性を実証した。本研究成果により情報処理学会山下記念研究賞やIEEE SOCC Best Paper Awardなど多数の賞を受賞した。
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