研究課題
本研究の大目標は次の通りである。代表者がこれまでに見いだした「能動的な音響計測による把持状態認識」は、物体がどのように触られているのか(すなわち把持状態)を、物体を様々な周波数で振動させその響き具合を見ることによって簡単に認識できるというシンプルかつ強力な基本原理である。本研究提案では、この基本原理の認識精度と応用範囲を向上させる実装方法を確立することを狙って一体型モジュールを作る。また、基本原理の使い勝手を向上することを狙い、センサ技術やプログラミング技術を持たないデザイナでも基本原理に基づいたラピッドプロトタイピングを可能とするタッチセンシティブなシステムのビジュアルなラピッドプロトタイピング環境を開発する。この大目標に対して、平成28年度の研究実施計画では、1)一体型モジュールの改良、2)無線接続した結果をコンピュータにおいて受信できるようなソフトウェアの作成(必要に応じて)、3)既存のビジュアルなプログラミング環境を統合する、という3項目の実施を目標としていた。これに対して1、2についてはBluetoothを用いて通信を行うモジュールを作成し、3については単体で動作するビジュアルなプロトタイピング環境を作成した。3については初心者でも実演を通じて認識させるべき状態を登録することを可能とするGUIを提供するアプリケーションとなっている。さらに、基本原理の応用可能性を探るために、アプリケーションの開発を継続して行った。結果として、平成28年度の研究実施計画に予定していた研究項目が達成され、さらに、当初想定していなかった研究成果を本研究のアイディアに基づいて数多く挙げることができた。
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (18件) (うち査読あり 12件)
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