申請者がこれまでに見いだした「能動的な音響計測による把持状態認識」は、物体がどのように触られているのか(すなわち把持状態)を、物体を様々な周波数で振動させその響き具合を見ることによって簡単に認識できるというシンプルかつ強力な基本原理である。本研究提案では、この基本原理の認識精度と応用範囲を向上させる実装方法を確立する。このために実際に一体型モジュールを作成した。また、基本原理を工夫した検出を様々に試みた。また、基本原理の応用先として、スマートフォン等の携帯情報端末の操作手法等の研究開発を行った。さらにビジュアルなプロトタイピング環境を作成した。
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