研究課題
基盤研究(B)
意図を表現する木構造の代表として音楽理論GTTMのタイムスパン木を取り上げ,その形式化と演算体系構築を追究した.楽曲のモーフィングを行うアルゴリズムの理論的性質の解明,flip演算を用いた相対擬補元の近似解を提案した.木構造を利用した音楽応用に関しては,旋律概形を用いた作曲システムとポリフォニの声部数を縮約する編曲システムを実現した.音楽分析器に関しては,深層学習を採用した新しいアルゴリズムを考案し,80%から90%の高い正解率を達成した.他メディアへの展開として,議論タイムスパン木の提案,その実応用システムを実現した.
情報学