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2016 年度 実績報告書

メラノプシン神経節細胞の視知覚処理における機能の解明

研究課題

研究課題/領域番号 26280103
研究機関鹿児島大学

研究代表者

辻村 誠一  鹿児島大学, 理工学域工学系, 准教授 (10381154)

研究分担者 森田 健  福岡女子大学, 人間・環境学研究科(研究院), 教授 (20326474)
橋口 周平  鹿児島大学, 理工学域工学系, 助教 (40295275)
山下 和香代  鹿児島大学, 理工学域工学系, 助教 (70580067)
太田 英伸  国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, その他部局等, 室長 (80422103)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードメラノプシン / 錐体 / 桿体 / 照明
研究実績の概要

平成28年度に実施予定であった「メラノプシン神経節細胞の明るさ情報符号化処理への影響」に関し、ヒトに対しては、視覚実験、瞳孔の対光反射実験を実施した。さらに一般的な光環境の構築のために、光による概日リズムの調節機能に着目し、マウス用多原色光源刺激装置を設計および開発を実施した。マウスのsleep-wakeサイクルを測定するために、マウスの動態解析プログラムやマウス用多原色照明システムの構築を必要とするが、その設計および開発も完了した。これらの実験装置や解析システムを用いてマウスのアクトグラムを測定し、その成果の一部は2016年4月に開催された九州山口沖縄リズム研究会で発表した。
本研究課題では、当初4年をかけてメラノプシン神経節細胞の視知覚処理における機序について解明をする予定であった。メラノプシン細胞を独立に刺激する装置の開発をおこない、その装置を用いて機序の解明を実施、4年目は主として成果のとりまとめを行う予定であった。しかしながら、研究業績の部に記したように、プロジェクタを用いた多原色表示装置は開発を完了し、その装置を用いて様々な実験をおこなった。すでに成果は様々な国際学会で発表し、論文にまとめている。また、マウス網膜の紫外線に感度をもつ錐体細胞にも対応可能なマウス用平面型多原色人工照明装置および行動モニタリングシステムも開発を完了した。概日リズムに関する予備実験の結果はすでに学会で発表を終えた。

現在までの達成度 (段落)

28年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

28年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額が生じた理由

28年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額の使用計画

28年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (9件)

すべて 2017 2016 その他

すべて 国際共同研究 (2件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 2件、 招待講演 4件) 図書 (1件)

  • [国際共同研究] ローザンヌ大学/西スイス応用科学技術大学(スイス)

    • 国名
      スイス
    • 外国機関名
      ローザンヌ大学/西スイス応用科学技術大学
  • [国際共同研究] 国立台湾大学(中華民国)

    • 国名
      その他の国・地域
    • 外国機関名
      国立台湾大学
  • [学会発表] 多原色光源表示装置を用いた色依存のフレーザー・ウィルコックス錯視の検証2017

    • 著者名/発表者名
      山下和香代,松元明子,Gerald Larkins,辻村誠一
    • 学会等名
      日本視覚学会2017年冬季大会
    • 発表場所
      NHK放送技術研究所(東京都世田谷区)
    • 年月日
      2017-01-20 – 2017-01-20
  • [学会発表] 瞳孔反応の測定による錐体細胞とメラノプシン細胞間の潜時差の推定2017

    • 著者名/発表者名
      坂本雅仁,松崎圭祐,山下和香代,辻村誠一
    • 学会等名
      日本視覚学会2017年冬季大会
    • 発表場所
      NHK放送技術研究所(東京都世田谷区)
    • 年月日
      2017-01-19 – 2017-01-19
  • [学会発表] メラノプシン細胞による反対色メカニズムへの影響2016

    • 著者名/発表者名
      辻村誠一
    • 学会等名
      日本色彩学会、視覚情報基礎研究会
    • 発表場所
      中央大学(東京都文京区)
    • 年月日
      2016-12-17 – 2016-12-17
    • 招待講演
  • [学会発表] Luminance and colour perception influenced by melanopsin- and cone-mediated signals2016

    • 著者名/発表者名
      Sei-ichi Tsujimura
    • 学会等名
      Invited lecture, National Taiwan University
    • 発表場所
      台北(中華民国)
    • 年月日
      2016-11-30 – 2016-11-30
    • 国際学会 / 招待講演
  • [学会発表] 自然光に学ぶ:「生体リズム」を調整する光環境の創出2016

    • 著者名/発表者名
      辻村誠一
    • 学会等名
      積水化学 自然に学ぶものづくりフォーラム2016
    • 発表場所
      積水化学(京都府京都市)
    • 年月日
      2016-10-14 – 2016-10-14
    • 招待講演
  • [学会発表] Contribution of melanopsin-based photoreception to achromatic perception”2016

    • 著者名/発表者名
      Sei-ichi Tsujimura
    • 学会等名
      Invited lecture, University of Lausanne
    • 発表場所
      ローザンヌ(スイス連邦)
    • 年月日
      2016-09-15 – 2016-09-15
    • 国際学会 / 招待講演
  • [図書] 「照明年報」, 視覚生理学2016

    • 著者名/発表者名
      辻村誠一
    • 総ページ数
      1
    • 出版者
      照明学会

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公開日: 2018-01-16   更新日: 2022-02-16  

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