研究課題
基盤研究(B)
本研究は、医科学及び放射線物理学に較べて相対的に立ち遅れている人文科学・社会科学分野の拡大と、その史料的基盤の拡充を目的とした。その成果として、最終報告書及び基盤拡充としての中間報告書として資料目録を5冊・図録1冊を刊行した。また、国際シンポジウムを開催するとともに、社会貢献事業としての企画展示も行った。研究の結果、具体的な学術業績にあるように研究は深化した。同時に、最初の被爆地である広島の「平和」は、拡散の起点ではなく、「人間的悲惨さ」の集約点として存在すべきであるとの認識に達した。しかし、国際的な情報発信能力の充実、横断的な研究の実施、社会への還元が次なる課題として残っている。
日本近現代史