研究課題/領域番号 |
26281010
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
石松 惇 長崎大学, 水産・環境科学総合研究科(環シナ), 教授 (00184565)
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研究分担者 |
岡田 二郎 長崎大学, 水産・環境科学総合研究科(環境), 教授 (10284481)
征矢野 清 長崎大学, 水産・環境科学総合研究科(環シナ), 教授 (80260735)
山口 健一 長崎大学, 水産・環境科学総合研究科(水産), 准教授 (90363473)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 生物海洋 / 海洋酸性化 / 海洋温暖化 / 再生産 / 生態系影響予測 / ウニ |
研究実績の概要 |
平成26年度に行ったムラサキウニを用いたCO2曝露実験で得られたサンプルについて、プロテオーム解析および組織学的検討を実施した。対照区、2000ppm区および10000ppm区より得られた管足を試料として2次元電気泳動を行った結果、6個のスポットでアップレギュレーション、2個のスポットでダウンレギュレーションが確認された。マトリクス支援レーザー脱離イオン化飛行時間型質量分析法を用いてこれらのスポットの解析を行った結果、アップレギュレーションが見られた4個のスポットのうち、3個はチューブリンベータ鎖、トロポミオシン断片、およびアクチンN末端断片であることが確認された。また、ダウンレギュレーションが見られた2個のスポットは、アクチンC末端断片およびミオシン軽鎖であることが確認された。現在これらの結果について、論文投稿準備中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
プロテオーム解析が順調に進行し、組織学的検索も予定通り終了した。論文投稿も順調に準備が進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
実験を担当する大学院生の学位取得のスケジュールとの整合性をとりながら、全体としては計画通りに研究を推進する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
小額残が出たので、次年度に繰り越すこととした。
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次年度使用額の使用計画 |
諸雑費として使用する。
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