現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度の目標としていたレーザー誘起プラズマ発光分析装置の組み立てを完了し、鉄鋼材料中の重要合金元素の微量濃度域での定量を行うことができた。その成果を以下に示す原著論文として発表することができた。 "Rapid Sorting of Stainless Steels by Open-air Laser-induced Breakdown Spectroscopy with Detecting Chromium, Nickel, and Molybdenum", S. Kashiwakura, K. Wagatsuma: ISIJ Int., Vol. 55 (2015) No. 11 pp. 2391-2396.http://doi.org/10.2355/isijinternational.ISIJINT-2015-316. さらに本装置を使用した介在物評価に関する研究成果を下記の国際会議における招待講演として公開した。 "Applications of laser-induced breakdown spectrometry for analysis of steel materials", G. Kasahara, C. Abe, S. Kashiwakura, and K. Wagatsuma: Proceedings of Asia Steel 2015, 150-151, 2015. 以上のような実績より、本研究課題は概ね順調に進展していると判断できる。
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