研究成果の概要 |
二種の大気圧プラズマジェット処理を利用して, ポリエステル布と綿布に対する固体粒子汚れの防汚性付与を試みた。プラズマ処理により繊維表面のぬれ性が著しく変化し、コーティング処理ではSoil Guard(SG)性が、酸化処理ではSoil Release(SR)性が向上した。とくに, プラズマコーティング処理では, SG性が向上する一方で,懸念されるSR性の低下が小さく、処理後の繊維表面の凹凸が寄与していると推察された。プラズマ処理によるテキスタイルへの防汚性付与は, 従来の加工剤処理と比較して、大きな効果が期待されると結論された。
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