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2016 年度 実績報告書

科学知識の理解に関するメタ認知能力の役割についての日独比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 26282042
研究機関国立教育政策研究所

研究代表者

吉岡 亮衛  国立教育政策研究所, 研究企画開発部教育研究情報推進室, 総括研究官 (40200951)

研究分担者 Kaiser Stefan  國學院大學, 文学部, 教授 (20260466)
寺田 光宏  岐阜聖徳学園大学, 教育学部, 教授 (40514641)
藤田 剛志  千葉大学, 教育学部, 教授 (90209057)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード科学教育 / 初中等教育(算数・数学、理科、情報) / メタ認知 / 信念 / 自信
研究実績の概要

本年度は研究計画の最終年度に当たる。初年度に検討し作成した調査用紙に基づく予備調査を経て本調査用の調査用紙を作成し、日独双方で本調査を実施した。本年度中までに、日本では179人から、ドイツでは244人からの回答を得た。その後は得られた調査データをコンピュータに入力し、一次集計を行った。その結果を基に日独間での綿密なデータの調整を行い比較分析が可能なところまでデータの整理を行った。次に日本は「自然」「進化」「文化」「文明」「現実」の5つの概念について、ドイツは"Natur", "Evolution", "Kultur", "Zivilisation", "Realitaet", "Wirklichkeit"の6つの概念について、調査を行った7つの課題の一つ一つについて分析を行った。さらに課題7を除く6つの課題の結果を総合した分析を試みた。結果の比較は日独間の国際比較、両国における男女間の比較、さらにドイツにおいては地理的な南部(バイエルン州)と北部(ハンブルク州)の比較を行った。
結果からは、語彙等においては日独双方の文化社会的影響が強く現れる面が見られる一方で、例えば平均連想語数の指標は日独間の差よりも概念間の差の方が顕著であるように、日独に共通する傾向が見られる指標もいくつか存在した。総合的な分析からは、日本では「進化」と「文明」、「文化」は近しい概念であると認識されているのに対して、ドイツでは「進化」は「現実」と最も近しい概念として認識されており、「文明」は「自然」と近く認識されていた。
今回は得られたデータを総合的に分析することを目指してきたため、日独間の差異について学校教育面つまり教育内容との対比までは行えておらずその点が今後の課題として残った。

現在までの達成度 (段落)

28年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

28年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額が生じた理由

28年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額の使用計画

28年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2016 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (1件) (うち謝辞記載あり 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件)

  • [国際共同研究] ハンブルク大学/ゲーテ ギムナジウム レーゲンスブルク(ドイツ)

    • 国名
      ドイツ
    • 外国機関名
      ハンブルク大学/ゲーテ ギムナジウム レーゲンスブルク
  • [雑誌論文] 高校1年生の基本的概念の理解についての日独比較(2)2016

    • 著者名/発表者名
      吉岡亮衛,藤田剛志,寺田光宏,カイザー シュテファン
    • 雑誌名

      日本理科教育学会第66回全国大会論文集

      巻: 66 ページ: 322

    • 謝辞記載あり
  • [学会発表] 教科の担当教員が考える担当教科の特徴とその教科の全人教育への寄与度― 人間学図による分析 ―2016

    • 著者名/発表者名
      吉岡亮衛
    • 学会等名
      日本教育心理学会第58回総会
    • 発表場所
      サンポートホール高松(高松市)
    • 年月日
      2016-10-08
  • [学会発表] The Anthropologram of school subject pictured by teachers2016

    • 著者名/発表者名
      YoshiokaRyoei,Takeshi Fujita,Mitsuhiro Terada,Stefan Kaiser,Gerhard Schaefer,Michael Sinzinger,Sigrid Zoergiebel Schaefer
    • 学会等名
      The fifth International Conference of East-Asian Association for Science Education
    • 発表場所
      東京理科大学
    • 年月日
      2016-08-26
    • 国際学会
  • [学会発表] 高校1年生の基本的概念の理解についての日独比較(2)2016

    • 著者名/発表者名
      吉岡亮衛,藤田剛志,寺田光宏,カイザー シュテファン
    • 学会等名
      日本理科教育学会第66回全国大会
    • 発表場所
      信州大学
    • 年月日
      2016-08-07

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公開日: 2018-01-16  

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