研究課題
基盤研究(B)
タブレットPCの特性は「他者介入性」であり,この特性により学習場面では「覗き込み」行為が頻繁に確認された。その学習行動や意識を記録し調査分析した結果,協働学習を効果的に誘発し,協働性から思考,説明理解へとつながる学びの意識の構造にも影響することが確認された。そこで,協働学習のような他者との学びの深まりとタブレットPCに代表されるテクノロジーを活用して効果的にデザインするためのフレームワークを「豊かな学びのデザインマップ」として開発し,教育実践で活用を通して教育活動や授業実践を俯瞰して指導改善につながることを示した。とくに,情報検索による仮説的推論が今後の学習において重要となることを指摘した。
教育工学