警報システムをサイドミラーの代替として認められた車内ディスプレイのハザード認識精度向上にこれまでに明らかになった触覚警報設計条件を応用した結果,特にバックミラーの位置に設置された車内ディスプレイのハザード認識精度が平均70%から95%以上に改善された。 次に,居眠り予測システムのための予測法の精度をさらに高めていくために,首屈曲角度,背圧,座圧に加えて,眼球の閉眼状態が覚醒時の70%未満になった時間の頻度を表すPERCLOS70を用いて,これまでに有用性が示されたトレンド分析などの手法によって,延べ50名の被験者全てで居眠り運転リスクが高くなる時点を事前に予測することができた。
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