研究課題
◯新たに、センサーからのデータを収集するセンサーノードにはSeeduino Stalker 基板を採用し、AD変換ボードも24bitの高性能型を開発、消費電力を低減するため、10分ごとにスリープから起動して水位等を送出するようにプログラミングした。しかし、数日以内にセンサーノードが停止するという問題が発生した。このため、ノイズ対策を厳重に行うとともに、ハードウエアウオッチドッグタイマーを付設してセンサーノードが停止しても再起動して継続動作することを確認した。◯従来用いていたAndroid TabletとWiFi回線によるインターネットへのゲートウエイを、Raspberry Pi と3G回線によるゲートウエイに置き換え、森山邸の雨水タンクの水位センサーに取り付け、安定動作を確認した。◯XBeeによるPANは、通達距離が10数メートルと極端に短く、WiFiとの競合の問題があるため、新たにIoT用のネットワークの1つであるLoRaWANを採用した。LoRaWANだと通信速度は遅いが、通達距離が戸建ての2階の屋根に設置した場合でも1.5km程度であることを確認した。◯センサーノードから収集したデータはクラウドであるAmazon AWS上でKibanaを用いて任意の時系列データとしてPCやスマホ上で表示できるようになった。以上より、分散型多目的市民ダム(雨水グリッド)における、雨水のモニタリングと制御技術の情報基礎が確立されたと考える。
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (10件) (うち国際共著 1件、 オープンアクセス 6件、 謝辞記載あり 5件、 査読あり 7件) 学会発表 (14件)
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