研究課題/領域番号 |
26284009
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
湯浅 邦弘 大阪大学, 文学研究科, 教授 (30182661)
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研究分担者 |
竹田 健二 島根大学, 学術研究院教育学系, 教授 (10197303)
中村 未来 福岡大学, 人文学部, 講師 (50709532)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 中国哲学 / 出土文献 / 竹簡 / 清華簡 / 上博楚簡 / 北京大学竹簡 |
研究実績の概要 |
当該年度の研究成果としては、以下の三点をあげることができる。 第一は、新出土文献「安徽大学竹簡」への対応である。2018年3月に研究代表者湯浅邦弘、分担者竹田健二、中村未来などが安徽大学を訪問し、未公開の安徽大学竹簡を実見調査する機会を得た。その実績をもとに、安徽大学竹簡情報をいち早く把握し、また、日本の学界に伝えるため、湯浅の勤務校の大学院の授業で、黄徳寛氏の論文「安徽大学戦国竹簡概述」(『文物』2017年9月、文物出版社)を取り上げて精読し、その日本語訳を『中国研究集刊』第64号(大阪大学中国学会、2018年6月)に発表した。 第二は、海外研究者との学術交流である。2018年4月に、出土文献研究に実績のある、耶魯-新加坡国立大学学院(Yale-NUS College)のスコット・クック(顧史考)教授をお招きして、大阪大学で講演会を実施し、出土文献研究の最新情報について意見交換を行った。 第三は、国際学会での研究発表である。2018年9月に中国の武漢大学で開催された国際学会「楚文化与長江中游早期開発国際学術研討会」に湯浅と竹田が出席し、各々出土文献研究に関する研究発表を行った。それぞれの題目は、湯浅邦弘「清華簡《管仲》的政治思想」、竹田健二「《越公其事》的竹簡排列和“劃痕”」である。また竹田は、10月に北京で開催された国際学術論壇「“早期中国的書写:在文本内外”」(北京語言大学漢学研究所主催)に出席し、「左契口再考―契口と劃痕―」と題する研究発表を行った。さらに、湯浅は、12月に中国広州の曁南大学で開催された国際シンポジウム「中日古代兵学:思想・歴史・文学の総合的アプローチ」に招待され、特別講演「銀雀山漢墓竹簡「論政論兵之類」考釈」を行うなど、積極的な国際的学術活動を展開した。
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現在までの達成度 (段落) |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額の使用計画 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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