研究課題
基盤研究(B)
本研究は、現在最先端の舞台芸術であるコンテンポラリーダンスにとって、作品制作・後継者養成など、基幹的役割を果たす即興とワークショップの実態を解明し、それによって、コンテンポラリーダンスという新たなアートが、バレエやモダンダンスなど、学校教育や劇場プログラムなどにおいて制度化されている舞踊がもつ制度的・美学的制約を超えて、新たな身体アートとその観客を創成し、かつ、創成し続けているメカニズムを、コンテンポラリーダンスにおける国内外の代表者へのヒアリング、また、ワークショップ実施を通じて、身体技法や美意識、演出方法の創成、稽古場の社会的政治的構造、さらに経済的効果など重層的な観点から解明した。
舞踊美学、哲学