研究課題/領域番号 |
26284024
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研究機関 | 学習院大学 |
研究代表者 |
佐野 みどり 学習院大学, 文学部, 教授 (60178811)
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研究分担者 |
藤原 重雄 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (40313192)
加須屋 誠 京都市立芸術大学, 芸術資源研究センター, 客員研究員 (60221876)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 美術史 / 中近世物語絵画 / 古典知 / フレーム / 国際研究者交流 / 源氏絵 / 中世の信仰 / 盛安本源氏物語絵巻 |
研究実績の概要 |
研究会活動、調査等は前年度に終了していたが、2018年4月1日に学習院大学で直前の3月にアメリカ調査を行った際の作品(ハーバード大学美術館蔵春日宮曼荼羅、土佐光起筆源氏物語図屏風)について、帰国後に調査報告会を行った。その他の研究実績は論文発表、研究発表として掲載。特に当科研の研究成果として目覚しい成果をあげたのは、研究代表の佐野が2016年度にフランスで調査した幻の源氏物語絵巻の夕顔巻の発見に関する論文を國華1479号に掲載したことと、研究分担者の加須屋誠氏が吉川弘文館より『記憶の図像学―亡き人を想う美術の歴史―』を上梓したことである。 2019年3月から6月まで、NYメトロポリタン美術館で開催されている源氏絵展についても、科研開始当初から出陳交渉への協力・アドバイス等を行い、図録への寄稿も行った。こうした一連の取り組みが、日本国外で源氏物語を扱った作品を包括的に展示した展覧会に結実したことは非常に感慨深い。この展覧会に関連した米国・コロンビア大学バークセンター主催のシンポジウムでも、研究代表の佐野は「盛安本源氏物語絵巻と<絵巻の時代>」の発表を行い、国内外の研究者により源氏物語に関する議論が活発に交わされたことは意義深かった。 研究期間中に行った国際シンポジウム"Frame and Framings in a transdisciplinary perspevtive"での研究報告をまとめた、論集刊行のための編集作業を行ったが、年度内に刊行できなかったため、現在継続して編集作業を進めている。2019年秋に刊行予定。
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現在までの達成度 (段落) |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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