研究実績の概要 |
三宅晶子は、ドイツでの図書館・博物館・国際教科書研究所の調査を行い、ドイツにおける青島・中国の記憶の調査を行った。橋本雄一は、東北―遼東半島ー山東半島の間を移動した文学者たちを調査し、聞一多、蕭紅、蕭軍らの文学テクストを考察した。須藤温子は、ドイツの世紀転換期の風刺週刊誌Simplicissimus,Jugend, Der wahre Jacobにおける膠州湾租借地のイメージを分析した。 【ドイツ研究調査】三宅晶子は、9月に以下の研究調査を実施:9月14日―18日 ベルリン:国立図書館、歴史博物館での資料収集、記念碑・記念館調査、9月19日-20日 ブラウンシュヴァイク:ゲオルク・エッカート国際教科書研究所にてドイツ・日本の教科書調査、資料収集:Geschichtsunterricht, Breslau 1913, Welters Weltgeschichte, Leibzig 1914, Barbara Christophe /Kerstin Schwedes (Hg.)Schulbuch und Erster Weltkrieg, Goettingen 2015. 【研究発表会】11月8日、中国・烟台大学の研究者3名を迎え、科研研究会を開催し、研究発表と討議を実施:三宅晶子「記憶メディアとしての都市 青島・烟台」、橋本雄一「植民地のあいだを移動する 東北―遼東半島―山東半島に関する「文学」表徴の例」、須藤温子「ドイツ風刺週刊誌が描いた膠州湾租借地―「模範的植民地」のイメージと言説の変遷」 【烟台大学・魯東大学研究者受け入れと共同研究】 2017年1月ー8月 中国の研究協力者である李文哲准教授(烟台大の学)・朴銀姫講師(魯東大学)を千葉大学大学院人文社会科学研究科に外国人研究者として受け入れ、共同研究を行った。
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