研究課題
(1)2018年2月までに、言語分析タグ(日本語形態素と意味レベル)の付与を行い、コーパスを構築する予定であったが、意味レベルの情報タグの付与システムによるアノテーションの精度が想定した範囲よりかなり低い結果となった。システム修正及びシステム構築者と改善の可能性に関して継続的に検討を重ねたが、アノテーション、修正作業、テクストの情報更新と格納を一貫したシステムの中で効率よく行うためのシステムの再構築の必要性が生じた。そこで、プログラミングをゼロからやり直した。2017年度よりアノテーションツールを新たに開発し、プログラミングの修正を重ね、現段階でversion 12に至っている。効率性・精緻さの点で、画期的なツールで、コーパス格納という完成品を待つまでもなく、統計分析・解析に必要な基礎データの計量は、この段階でまとめることができる。(2)2017年度に行ったアノテーションは、新たなアノテーション・ツールの開発で無効となり、新しいアノテーション・ツールでゼロからのやり直しとなった。アノテーション項目は、1) モダリティ、2) 評価表現(態度評価・程度評価)、3) 過程構成、4) 起動的解釈、5) オノマトペ、6) 表層構造 7)説明ムード、8) 補助動詞 9) 発話機能、である。アノテーションの過程で、辞書に修正箇所が生じ、言語理論の整理を重ねながらのアノテーションとなった。 (3)コーパス設計とアノテーションを行ったデータの格納を行った。このコーパスはモニター・コーパスとして、今後も継続してデータの拡張を行う予定である。 (4)コーパス・データを基に、ASDの言語行動の分析を開始し、すでにモダリティ、統語構造、交渉詞をまとめたが、今後、システムネットワークに従って、包括的なマッピングを完成し、臨床に適用する予定である。
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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