研究分担者 |
吉村 紀子 静岡県立大学, 国際関係学部, その他 (90129891)
横田 秀樹 静岡文化芸術大学, 人文・社会学部, 教授 (50440590)
澤崎 宏一 静岡県立大学, 国際関係学部, 准教授 (20363898)
須田 孝司 富山県立大学, 工学部, 准教授 (60390390)
藤森 敦之 静岡大学, 学内共同利用施設等, 講師 (80626565)
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研究実績の概要 |
本研究は、外国語学習者のつまずきの要因を理論的に予測し、次にその予測を実証的に検証し、教室での効果的な指導法や学習方策の開発に寄与することを目的とするものである。その際、言語学と第二言語(L2)習得研究の知見を応用する。本研究では、L2を学習する際には避けて通れない「母語(L1)の関与(転移・干渉)の問題」を基軸にし、L2学習における学習者のL1とL2間のインターフェイス(interface)の問題、具体的には、L2学習者にとって特に困難とされる文法モジュールのインターフェイスである「統語と意味」「統語と音韻」「統語と語用・談話」に焦点を絞り、「何が、なぜ、どのように困難なのか」について解明して行く。2014年度のこの研究成果には、「統語と意味」に関し、Fujimori, Yoshimura, Nakayama, & Sawasaki. (2014)、Yoshimura, Nakayama, Fujimori & Sawasaki (2014)、Shirahata, Yoshimura, Nakayama & Sawasaki (2015), 澤崎(2015)、Fujimori (2015), 藤森(2015), Shirahata, Yoshimura & Sawasaki (印刷中)、Nakayama & Yoshimura (印刷中)、「統語と音韻」に関しては、Yoshimura, Fujimori & Shirahata (2014, 2015)、「統語と語用・談話」に関しては、Tsuchiya, S., M. Nakayama, & N. Yoshimura. (2015)などがある。 また、その成果を踏まえ、否定証拠の提示を含む明示的指導が、どのインターフェイス領域において効果的であるかを実証的に検証し、指導法の具体案に繋げて行くことも本研究の目的である。この研究成果には、近藤・白畑 (2015)、Kondo & Shirahata (2015), 白畑(2015)がある。
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