研究課題/領域番号 |
26284089
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
谷口 眞子 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (70581833)
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研究分担者 |
小松 香織 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (10272121)
丸畠 宏太 敬和学園大学, 人文学部, 教授 (20202335)
柳澤 明 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (50220182)
鈴木 直志 中央大学, 文学部, 教授 (90301613)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 名誉 / 忠誠 / 愛国心 / 武士道 / 近代軍隊 |
研究実績の概要 |
平成28年度は、トルコのイスタンブル大学文学部歴史学科准教授でトルコ近代史、特に軍事史を研究しているギュルテキン・ユルドゥズ氏を招聘して、近代転換期における軍事的エトスの変容と市民の形成に関する講演会とシンポジウムを企画した。第1回科研集会でプレシンポ報告会を行い、トルコの軍事史についての勉強会も設けた。しかし、講演会の1週間前にトルコで軍事クーデター未遂事件が起こり、公務員の海外出国が認められずユルドゥズ氏は来日できなくなった。すでに報告の翻訳が終わっていたことから、講演会「無名の兵士―近代トルコ(1792-1918)における軍事的エトスと市民権の形成」(コメンテーターはドイツ近代史、司会は中国近代史)、シンポジウム「軍事的エトスの近代史」(他の報告者は日本近代史とロシア近代史、司会者はドイツ近代史)をユルドゥズ氏不在で実施した(7月23日・24日)。 講演会は4月に松本彰「ドイツ近現代の「名誉・忠誠・愛国心」―ドイツ諸国の国歌を中心に」、10月に井上泰至「サムライ像の変遷―武将伝・武家説話の江戸と近代」、平成29年3月に竹本知行「幕末・維新の西洋兵学と近代軍制―大村益次郎とその継承者」の3回開催した。 合宿は2回実施した。平成28年8月3日~5日に、幕末の箱館戦争関係箇所の踏査を行った。1日目は函館高専の教員に、2日目は箱館奉行所館長にレクチャーを依頼した。平成29年2月6日~7日には、幕末に長岡藩周辺地域で行われた北越戦争関連の記念館・博物館・史料館などと、戊辰戦争関連の護国神社を巡見した。 科研集会は6回行った。国際シンポジウムのプレ報告、打ち合わせや原稿化の相談、計画立案、活動報告などである。平成29年5月に一橋大学で開催される第67回日本西洋史学会大会において、本科研の成果を小シンポジウムの形で公表することが決まった。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額が生じた理由 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額の使用計画 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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