研究課題
平成29年度は、以下の4点にわたる研究活動で成果をあげることができた。1.中世地下文書研究会の開催:平成29年6月17日に立教大学でメンバー会議をして今年度の計画について協議したのち、翌日一般公開の第7回研究会(村上絢一「三木家文書報告」、池松直樹「菅生家文書調査報告」、春田直紀「中世地下文書研究の成果と課題」とそれに対する坂田聡の「コメント」と討論)を主催した。2.公開シンポジウム「中世地下文書の世界」の開催:平成29年10月28日に京都大学総合博物館で、本研究の成果を検証するシンポジウム(春田直紀「中世地下文書論の方法・成果・課題」、佐藤泰弘「地下文書の起源をめぐって」、村石正行「中世の契約と地下文書の作成」、総合討論)を主催し、翌日は同所で秦家文書の見学会も開催した。3.研究成果論集の刊行:4年間の研究成果を集成した春田直紀編『中世地下文書の世界-史料論のフロンティア』(勉誠出版、2017年)を公刊した。本書は、序論とⅠ「地下文書とは何か」、Ⅱ「地下文書の世界に分け入る」、Ⅲ「原本調査の現場から」、Ⅳ「地下文書論からの広がり」の四部編成で、本科研の研究代表者、研究分担者6名、連携研究者1名、研究協力者12名による計21編の論文を収録した。4.中世地下文書の原本調査:平成30年1月に和歌山県立博物館で、津川遍照寺文書、高岡家文書、久木小山家文書の原本調査を実施した。本科研メンバーからは10名が参加した。
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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