研究課題/領域番号 |
26284103
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研究機関 | 国文学研究資料館 |
研究代表者 |
加藤 聖文 国文学研究資料館, 研究部, 准教授 (70353414)
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研究分担者 |
黒沢 文貴 東京女子大学, 現代教養学部, 教授 (00277097)
松田 利彦 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (50252408)
麻田 雅文 岩手大学, 人文社会科学部, 准教授 (30626205)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 日本史 / ロシア / 国際関係 / アーカイブズ / ソ連 / 国際研究者交流 / 国際情報交換 |
研究実績の概要 |
ロシア国防省中央公文書館が所蔵する関東軍文書(No.500-2)のすべてのデータを入手し、データ目録を作成した。 また、収集した画像データの公開について、ロシア側と協議を行ったが、現在の日露関係の影響等によって多くの難題に突き当たったため、日本側諸機関と連携してその打開策を講じた。そのため、当初予定していたロシア側研究者の招聘は次年度へ持ち越しとなった。 この他、スイスの国際赤十字委員会アーカイブズおよび図書館において日ソ戦争に関わる文書(主に抑留関係)を収集した。 また、2014年度にケンブリッジ大学で開催された国際会議の成果が出版されることになったため、日ソ戦争に関わる報告(英文)のとりまとめを行った。さらに、6月14日には高知県において市民向け講演会を行い、研究成果の社会還元を図った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
すでに目的としたデータの入手は完了した。ただし、公開についてロシア側との協議が難航しているため資料集編纂の目途が立っていない。また、人事異動などによりロシア側の体制が変わったため、招聘が次年度に見送られた。
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今後の研究の推進方策 |
今年度はロシア側との国際会議の実現と資料集の翻刻出版に向けての協議を再開する予定である。そのために、夏までには日本側諸機関と連携を取ってロシア側とのあいだで何らかの合意を取り付けたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
ロシア側研究者の招聘を最終年度に変更したことにより招聘費用が発生しなかったため。
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次年度使用額の使用計画 |
最終年度にロシア側研究者を招聘することとロシア側との協議のための渡航費にて使用する予定。
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