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2018 年度 研究成果報告書

東大寺を中心とする南都の未整理文書聖教の復原的調査研究

研究課題

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研究課題/領域番号 26284104
研究種目

基盤研究(B)

配分区分一部基金
応募区分一般
研究分野 日本史
研究機関独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所

研究代表者

吉川 聡  独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 文化遺産部, 室長 (60321626)

研究分担者 渡辺 晃宏  独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, その他部局等, 副所長 (30212319)
横内 裕人  京都府立大学, 文学部, 教授 (50706520)
研究協力者 遠藤 基郎  
富田 正弘  
坂東 俊彦  
栗山 雅夫  
水谷 友紀  
小原 嘉記  
竹貫 友佳子  
大田 壮一郎  
長村 祥知  
綾村 宏  
馬場 基  
山本 崇  
山本 祥隆  
髙田 祐一  
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2019-03-31
キーワード史料学 / 東大寺 / 興福寺 / 奈良 / 神仏分離
研究成果の概要

東大寺に所在する、未整理の古文書・聖教の調査を進めた。そこには、東大寺・奈良に関係する多様な新出資料が存在した。
なかでも、明治維新期の資料からは、東大寺・興福寺の神仏分離の状況が読み取れた。両寺の間では対応に違いがあり、それは両者の歩んだ歴史の違いを反映していることも推測できた。
また関連して、興福寺関係資料を調査することになった。その中には興福寺承仕関係の中世文書も存在した。また東大寺中性院の襖・屏風の下張り文書や、奈良町の個人蔵資料も調査し、興味深い新出資料を見いだした。

自由記述の分野

日本史

研究成果の学術的意義や社会的意義

東大寺をはじめとし、奈良の各所には、未整理のまま保管されている歴史資料が膨大に存在する。それらは現状では研究に利用することは不可能であり、資料が失われる危険性も大きい。そのような資料をできる限り調査して目録を作成したことは、資料の保存・活用のための基礎作業である。今回の調査研究からは、さらには、明治維新期の南都寺院の動向が従来よりも明確になった。当時の僧侶たちがとった判断・行動は、現代人の感覚からは奇異に見える点もある。ただし、そこには当時の社会情勢・歴史的経緯もあったことが推測できた。

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公開日: 2020-03-30  

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