研究課題/領域番号 |
26284110
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
高田 幸男 明治大学, 文学部, 専任教授 (90257121)
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研究分担者 |
大澤 肇 中部大学, 国際関係学部, 講師 (00469636)
飯塚 靖 下関市立大学, 経済学部, 教授 (00514126)
水羽 信男 広島大学, 総合科学研究科, 教授 (50229712)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 中国現代史 / 江南 / 人材養成 / 地域社会 / 地域指導層 / 地域中堅層 |
研究実績の概要 |
本年度は、最終年度としていままでの調査で収集した史料やインタビュー記録の整理を進めるとともに、未公刊日記『農隠廬日記』の講読を進めた。後者に関しては、計5回の講読会で、南京国民政府が中国東北地方も一応支配下に収め「統一」を成し遂げた、戊辰(1928年)十一月から己巳(1929年)六月までを読解した。また以前講読した甲子(1924年)五月から十二月までを整理し、解題を付して『近代中国研究彙報』第40号(2108年3月)に掲載した。 そして、11月17日に明治大学駿河台キャンパスにて本プロジェクトを総括するシンポジウムを開催した。当日は、本プロジェクトの中国側二大拠点である南京大学、浙江大学、および両校の呼びかけに応じて協力してくれた南通大学、寧波大学の研究者など計8名が参加した。 シンポジウムでは、プロジェクトの研究代表者・研究分担者・研究協力者が、今回の4年間とそれに先行する8年間の研究計画を概観したのち、現地調査・インタビューによって得られた成果を、江南の農村幹部、日中戦争とその歴史の記憶、小中学校の現代史、大学生や学者の体験に分けて報告し、また未公刊日記『農隠廬日記』の講読の成果として地方名士を中心とした民国時期の社会について報告した。 これに対し、中国側研究者から、南通地方の近代化や江蘇浙江の伝染病対策、寧波商人の教育事業、国立東南大学における教授の離職問題といった、江南各地の現代史に関する報告がおこなわれ、また、日本側の報告に対し、関連するテーマの報告や、プロジェクトの成果に対するコメントを得た。これらの成果をまとめ、報告書『「江南の中の近現代中国』として3月31日に刊行した。
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現在までの達成度 (段落) |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額が生じた理由 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額の使用計画 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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