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2018 年度 研究成果報告書

中近世地中海史の発展的研究: グローバルな時代環境での広域的交流と全体構造

研究課題

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研究課題/領域番号 26284116
研究種目

基盤研究(B)

配分区分一部基金
応募区分一般
研究分野 ヨーロッパ史・アメリカ史
研究機関学習院大学

研究代表者

亀長 洋子  学習院大学, 文学部, 教授 (40317657)

研究分担者 飯田 巳貴  専修大学, 商学部, 准教授 (00553687)
西村 道也  福岡大学, 経済学部, 講師 (10599814)
宮崎 和夫  筑波大学, 人文社会系, 准教授 (40251318)
黒田 祐我  神奈川大学, 外国語学部, 准教授 (50581823)
櫻井 康人  東北学院大学, 文学部, 教授 (60382652)
堀井 優  同志社大学, 文学部, 教授 (70399161)
佐藤 健太郎  北海道大学, 文学研究科, 准教授 (80434372)
高田 良太  駒澤大学, 文学部, 准教授 (80632067)
澤井 一彰  関西大学, 文学部, 教授 (80635855)
研究協力者 齋藤 寛海  信州大学, 名誉教授
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2019-03-31
キーワード地中海史 / 中近世史 / イスラーム / カトリック / ビザンツ / グローバリゼーション / 異文化交流 / 多元的世界
研究成果の概要

多文化が交錯する世界である中近世の地中海世界を、東洋史・西洋史の共同研究として再考した。中近世のグローバリゼーションのなかで、アラブ、マグリブ、トルコのイスラーム諸勢力、ビザンツ、西洋カトリック諸勢力、ユダヤ教徒などが地中海世界の各地で政治、経済、宗教、社会の様々な面において対峙する様相を各研究者は個人研究として進め、その成果を海外研究者の協力も得つつ互いに共有した。それにより研究者たちは西洋史・東洋史のいずれにも偏らない視野を育くみ、一国史観を超えた歴史叙述を充実させた。その成果を含んだ研究報告書を作成し多くの研究者に配布し、また共同研究の成果を公開シンポジウムの形で広く人々に公開した。

自由記述の分野

中世イタリア・地中海史

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究を通じて、地中海という一体性を有する空間的世界を研究対象としつつも日本では研究交流の少ない西洋史と東洋史の研究者が互いの視点、互いの使用する史料や言語の情報を得つつ中立的な歴史叙述を行うことができるようになり、より視野の広い歴史叙述が可能になった。またこの地域が抱える宗教的背景やイデオロギーを生来のものとして有していない中立的な日本人研究者の研究は、この分野の国際的な研究発展にも大いに貢献できる。また宗教的衝突とその紛争解決、多元的な人々を統治する仕組み、グローバリゼーションと商業、人の移動といったテーマは現代社会が抱えている問題にも通じており、それを考察する上での視座を提供する

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公開日: 2020-03-30  

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