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2016 年度 実績報告書

日中韓在住アフリカ人の生活戦略とアジア―アフリカ関係の都市人類学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 26284139
研究機関中部大学

研究代表者

和崎 春日  中部大学, 国際関係学部, 教授 (40230940)

研究分担者 栗田 和明  立教大学, 文学部, 教授 (10257157)
三島 禎子  国立民族学博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (20280604)
嶋 陸奥彦  東北大学, 文学研究科, 名誉教授 (30115406)
田中 重好  名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (50155131)
松本 尚之  横浜国立大学, その他の研究科, 准教授 (80361054)
長坂 康代  愛知東邦大学, 経営学部, その他 (00639099)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード在日アフリカ人 / 多文化共生 / 移民 / 都市人類学 / アジアーアフリカ関係 / 日中韓アフリカ関係 / 東南アジアのアフリカ人 / アフリカでの日中韓プレゼンス
研究実績の概要

松本尚之は、在日ナイジェリア人の服飾業を中心とした経済活動、さらにアフリカ系移民と故郷の首長制との関係の調査研究を行い2論文を発刊した。韓国外国語大学編の英語論文集を含め2論文が印刷中で2017年度に発刊される。中国では広州アフリカ人教会を調査した。三島禎子は、韓国におけるアフリカ系移民の増加とソニンケ商人の不在について調査考察し、季刊民族学に論考を発表した。長坂康代は、ベトナムと韓国でアフリカ人との比較を視野に調査し、外国でのベトナム人のプレゼンスと労働移動後のコミュニティ形成について考察し、ベトナム人コミュニティの特異性を明らかにした。論文も発刊した。嶋陸奥彦は、在韓アフリカ人研究の第一人者・韓ゴンスの関連論文を訳出して共同研究に資する(和崎が引用して論文執筆6月発刊)とともに、アンサンでのアフリカ人イベントを調査した。
共同研究をまとめる方向として、田中重好は、社会的交流を阻害する災害や異文化障壁を越えて共同性や公共性を創っていく要因分析をめぐって理論構築を行い、2論文を発表した。代表・和崎春日は、ソウルにてアフリカ人が多いイテウォン街区と労働特区アンサンでの調査を行い、在韓アフリカ人論文が6月に発刊される。ハノイで、ベトナム・サッカー界でのアフリカ人の活躍とベトナム社会におけるアフリカ人受け入れ増大を調査し、グローバル化と国際交流進展を析出した。共同成果は、栗田和明が主唱して、立教大学公開シンポジウム「流動する移民社会」で、共同研究メンバーの松本、長坂、栗田とともに4人で、日韓越アフリカ間の移動交流に関して発表した。韓国外国語大学論文集でも松本・和崎論文が刊行される。共同研究の成果は、今年5月の日本アフリカ学会でも、学会が追及すべきテーマとしてアフリカーアジア関係を取り上げ、和崎がコーディネーターとして公開シンポジウムを開くことが決定している。

現在までの達成度 (段落)

28年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

28年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額が生じた理由

28年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額の使用計画

28年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (11件)

すべて 2017 2016

すべて 雑誌論文 (6件) (うちオープンアクセス 4件、 査読あり 2件) 学会発表 (5件)

  • [雑誌論文] ベトナム人労働者の受入れに関する行政施策の比較 ―韓国安山市「多文化村特区」と愛知県提案「外国人雇用特区」2017

    • 著者名/発表者名
      長坂康代
    • 雑誌名

      愛知大学一般教育論集

      巻: 52 ページ: 1-13

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 災害対策と公共性2017

    • 著者名/発表者名
      田中重好
    • 雑誌名

      社会変動

      巻: 10 ページ: 129-162

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ナイジェリアにおける体制転換と伝統的権威者たちの地位―第四次共和制(1999-現在)とイボ社会のエゼたち2016

    • 著者名/発表者名
      松本尚之
    • 雑誌名

      早稲田大学文学学術院文化人類学年報

      巻: 11 ページ: 21-27

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] ナイジェリアにおける体制転換と王位/首長位2016

    • 著者名/発表者名
      松本尚之
    • 雑誌名

      2016年度公開シンポジウム報告書『体制転換の人類学』

      巻: 1 ページ: 152-170

  • [雑誌論文] サハラの交易商人から移民へ-世界を移動するソニンケ商人2016

    • 著者名/発表者名
      三島禎子
    • 雑誌名

      季刊民族学

      巻: 157 ページ: 93-103

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] コミュニティと復興2016

    • 著者名/発表者名
      田中重好
    • 雑誌名

      現代の社会病理

      巻: 31 ページ: 23-38

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 在日アフリカ人と東アジア交易―米国の黒人文化をめぐる人とモノの移動―2017

    • 著者名/発表者名
      松本尚之
    • 学会等名
      立教大学平和・コミュニティ研究機構公開シンポジウム
    • 発表場所
      立教大学(東京都)
    • 年月日
      2017-02-17 – 2017-02-18
  • [学会発表] ベトナム人の移動とネットワークに関する研究―韓国アンサ「多文化村特区」を中心に―2017

    • 著者名/発表者名
      長坂康代
    • 学会等名
      立教大学平和・コミュニティ研究機構公開シンポジウム
    • 発表場所
      立教大学(東京都)
    • 年月日
      2017-02-17 – 2017-02-18
  • [学会発表] 流動する移民社会2017

    • 著者名/発表者名
      栗田和明
    • 学会等名
      立教大学平和・コミュニティ研究機構公開シンポジウム
    • 発表場所
      立教大学(東京都)
    • 年月日
      2017-02-17 – 2017-02-18
  • [学会発表] 韓国首都ソウルの結節機関とアフリカ人の集合2017

    • 著者名/発表者名
      和崎春日
    • 学会等名
      立教大学平和・コミュニティ研究機構公開シンポジウム
    • 発表場所
      立教大学(東京都)
    • 年月日
      2017-02-17 – 2017-02-18
  • [学会発表] ハノイの民衆生活から学ぶこと2016

    • 著者名/発表者名
      長坂康代
    • 学会等名
      ハノイ文化セミナー JBAV生活環境部会
    • 発表場所
      ハノイ(ベトナム)
    • 年月日
      2016-09-14 – 2016-09-14

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公開日: 2018-01-16  

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