研究課題
2016年度は、これまでの、研究成果を、英語の書籍としてまとめ上げ、さらに、国内外の諸学会において、3年間におよぶこの研究の成果を広く公表することに注力した。研究代表者および6名の分担者がそれぞれ執筆した7つの章と1927年草稿の一部を収録した英文書籍、Uni, Hiroyuki (ed.) Contemporary Meanings of John R. Commons’s Institutional Economics: An Analysis Using Newly Discovered Manuscriptが、2017年3月にSpringer社から刊行された。この本は、「Part I Volitional Theory of Value with Multiple Causations」「Part II Theories for Social Reform」「Part III Accomplished Dynamic Models」の3つの部に分けて、研究成果を収録している。この本については、国際的にも注目され、アメリカにおけるJ.R.コモンズ研究の第一人者であるCharles Whalen氏による書評が、2017年冬に刊行されるJournal of Economic Issuesに掲載されることが決定している。また、2017年3月に京都大学で行われた進化経済学会大会においては、フランスの研究機関に所属するコモンズ研究者(B.テレ、V.デュトレーヴ)の参加もえて、研究分担者全員が研究成果を報告した。また、2016年6月のフランスのリヨンで開催された国際学会、10月に福島市で開催された経済理論学会、2017年1月に新潟市で開催された進化経済学会部会などでも、研究代表者および分担者が、本研究の研究成果の一部を報告した。また、2018年1月にアメリカのフィラデルフィアで開催される国際学会でも研究成果の一部を報告する予定である。
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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東京交通短期大学研究紀要
巻: 22 ページ: 49-64
経済学雑誌
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経済集志
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