研究課題/領域番号 |
26285111
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
吉田 純 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (40240816)
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研究分担者 |
高橋 三郎 京都大学, 人間・環境学研究科, 名誉教授 (80033736)
高橋 由典 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (80137299)
伊藤 公雄 京都大学, 文学研究科, 教授 (00159865)
新田 光子 龍谷大学, 社会学部, 教授 (70033751)
島田 真杉 京都大学, 人間・環境学研究科, 名誉教授 (10108962)
河野 仁 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工, その他部局等, 教授 (80531764)
植野 真澄 東洋大学, 文学部, 助教 (50446275)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 軍事文化 |
研究実績の概要 |
歴史社会学的研究を中心的に実施するとともに、次年度に向けて、比較社会学的研究の本格的実施のための準備作業をもおこなった。歴史社会学的研究においては、日本の戦前・戦中の軍事文化との断絶性/連続牲という観点を第lの分析軸としたが、それに加えて、軍事組織と市民社会との(価値観・倫理観、コミュニケーション様式、メディア接触・利用、ジェンダ一規範等における)文化的連続性/不連続性という本研究全体を貫く観点が第2の分析軸となった。この2本の軸を基本的な枠組として、下記のような各種調査やインタビュー等の実施、およびその結呆の分析・考察をおこなった。
(la)メディア・大衆文化に表現される戦争・軍事組織のイメージの歴史社会学的研究(戦後日本のメディア・大衆文化における戦争・軍事組織のイメージに関する文献調査・映像資料調査、国内の主要な戦争博物館・平和祈念館の現地調査、戦後日本のメディア・大衆文化における戦争・軍事組織のイメージに関する研究文献の編者・著者等へのインタビュー調査)
(lb)軍事組織に固有の文化に関する歴史社会学的研究(戦後日本における自衛隊の固有の文化に関する文献調査、戦後日本における自衛隊の固有の文化に関する専門的知見をもっ実務者へのインタビュー調査、国内の自衛隊駐屯地等の現地調査)
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成26年度の研究計画はおおむね計画通りに順調に進展したが、ただ1点、現代日本のサブカルチャーにおける戦争・軍事組織のイメージに関するインターネット意識調査については、十分なサンプル数を確保するため、予備調査・本調査の2段階に分けて実施することとなり、それぞれの調査票の設計において慎重な検討を要したため、平成27年度に繰り越して実施することとなった。
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今後の研究の推進方策 |
比較社会学的研究(第二次世界大戦における欧米の戦勝国[米英]と敗戦国[独伊]および東アジア諸国[中韓]との国際比較)を実施する。歴史社会学的研究の場合と同様に、軍事組織と市民社会との文化的連続性/不連続性という本研究全体を貫く観点が中心的な分析軸となり、これを、下記のような各種調査やインタビュー等の実施、あるいはその結果の分析・考察をおこなうための基本的な枠組とする。具体的な研究プログラムの細目は下記の通りである。
[a]メディア・大衆文化に表現される戦争・軍事組織のイメージの比較社会学的研究: (1)米英独伊中韓のメディア・大衆文化における戦争・軍事組織のイメージに関する文献調査・映像資料調査 (2)米英独伊中韓のうち3国の、代表的な戦争博物館・平和祈念館等の現地調査 (3)米英独伊中韓のメディア・大衆文化における戦争・軍事組織のイメージに関する研究について、研究協力者をゲストスピーカーに招いての研究会
[b]軍事組織に固有の文化に関する比較社会学的研究: (1)米英独伊中韓各国軍の固有の文化に関する文献調査 (2)米英独伊中韓各国軍の固有の文化に関する専門的知見をもつ研究協力者をゲストスピーカーに招いての研究会
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次年度使用額が生じた理由 |
「現在までの達成度」欄に記載のとおり、平成26年度の研究計画のうち、現代日本のサブカルチャーにおける戦争・軍事組織のイメージに関するインターネット意識調査については、十分なサンプル数を確保するため、予備調査・本調査の2段階に分けて実施することとなり、それぞれの調査票の設計において慎重な検討を要したため、平成27年度に繰り越して実施することとなったため。
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次年度使用額の使用計画 |
繰り越した250万円については、上記インターネット意識調査の費用に充当する。
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備考 |
本研究課題の目的、研究計画、研究組織および研究成果を公開するとともに、内外の研究者・協力者との情報交換に活用する。
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