• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2017 年度 実績報告書

パネルデータによる家族社会学研究のための基盤整備

研究課題

研究課題/領域番号 26285124
研究機関関西大学

研究代表者

保田 時男  関西大学, 社会学部, 教授 (70388388)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワード社会学 / 家族社会学 / パネルデータ / パネル調査 / 社会調査法
研究実績の概要

最終年度の平成29年度は、昨年度に実施された郵送回顧調査(NFRJ-16R)のデータ整備を行い、実質的な分析に着手することができた。調査データについては、6月には暫定的に形式を整え、8月に集中的なデータクリーニングを施した。複雑性の高い回顧調査データについて短期間にクリーニング済みデータを整備できたことは、本研究での研究の大きな成果である。昨年度までに準備したデータ入力・クリーニングのシステムが有効に機能することを確認することができた。また、データクリーニングの過程で回答の正確性についてある程度の検討がなされたが、厳密な回顧時点のぶれはあるものの、重要な変数間の関連については十分に実質を反映したデータが得られていると考えられることが確認された。そうして整備されたデータからは、パネル調査と同様の分析手法で高度な知見が得られ、日本家族社会学会の学会大会で口頭報告されるとともに、機関誌にその基本成果が掲載された。結婚や離婚、出産が負担感や幸福感に及ぼす影響や、規範意識の経時的な変化、地域的な多様性などが分析されている。
本研究課題のために組織した「家族社会学パネル研究会」については、連携研究者と協力しながら54名のメンバーで活動を続け、6月と11月に研究報告会を開催した(各18名、38名の参加)。6月の研究会では実施された郵送回顧調査(NFRJ-16R)の結果概要が報告されるとともに、パネル調査を用いた分析など計4本の報告がなされた。11月の研究会ではNFRJ-16Rを用いた実質的な分析報告を含めて計3本の報告がなされた。

現在までの達成度 (段落)

29年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

29年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額が生じた理由

29年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額の使用計画

29年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2017 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 回顧式家族調査NFRJ-16Rのねらいと経過2017

    • 著者名/発表者名
      保田時男
    • 雑誌名

      家族社会学研究

      巻: 29(2) ページ: 216-222

  • [雑誌論文] 働くこと、家庭をもつこと:生活環境の不安定化と保守化2017

    • 著者名/発表者名
      筒井淳也
    • 雑誌名

      都市計画

      巻: 66(3) ページ: 24-27

  • [学会発表] 家族形成期の行動・意識の変化は回顧調査でどこまで把握できるか―郵送回顧調査NFRJ-16Rの結果概要―2017

    • 著者名/発表者名
      保田時男
    • 学会等名
      第27回日本家族社会学会大会
  • [学会発表] Persistent Gender Division of Labor in Japan: its Causes and a Prospect2017

    • 著者名/発表者名
      Junya Tsutsui
    • 学会等名
      Korean Sociological Association Annual Meeting
    • 国際学会
  • [備考] 家族社会学パネル研究会

    • URL

      http://nfrj.org/fspanelwg_index.htm

URL: 

公開日: 2018-12-17  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi